ウェルビーイングの環境づくりを支える多彩なテクノロジーが集結

WELL-BEING TECHNOLOGY 2024

2024.1.31〜2.2 /東京ビッグサイト 東ホール

ウェルビーイングにおける“環境づくり” にフォーカスし、多様な業種の企業がウェルビーイングに関わる技術やサービスを発表するイベント「WELL-BEING TECHNOLOGY2024」が開催されました。その模様を報告します。

製品・サービス開発の分野で「ウェルビーイング」というキーワードを多く目にするようになりました。ヘルスケアや働き方だけでなく、センシングやロボティクス、空間デザイン、マテリアルまでさまざまな分野で、ウェルビーイングに関わるテクノロジーが登場し始めています。

日本で初めてのウェルビーイングとテクノロジーを冠した展示会「WELL-BEING TECHNOLOGY2024」には、そんな製品・サービスの開発者が一堂に会しました。44の企業および団体が出展し、ウェルビーイングな環境づくりに関する取り組みを発表しました。2024年1月31日から2月2日の3日間、「グリーンマテリアル」「新機能性材料展」などと同時に開催され、会場全体で42,034名が来場しました。

会場には、各社のブースやデモンストレーションのほか、ステージが用意され、出展者によるウェルビーイングテクノロジーのプレゼンテーション、有識者らによるトークセッションが連日開催されました。

1日目には、大阪大学でセンシング技術を研究する関谷 毅氏による特別講演が、2日目には、ウェルビーイング学会代表理事である前野隆司氏の講演が行われました。3日目に「ウェルビーイングとテクノロジー、そのビジネスへの展開」のトークセッションが開催され、日経BP総合研究所 上席研究員の丸尾弘志氏と渡邊淳司 本誌編集長の対談が行われました。また、展示会場の入り口では、出展者・来場者の笑顔が検知されると、1スマイル=1円が復興支援として寄付される試みも行われました。

ウェルビーイングはすべての人に重要でありながら、そのあり方はそれぞれ異なるものです。そして、今後は、サステナビリティに向けた環境技術と、人間のよいあり方(ウェルビーイング)は、同じスコープのもとで取り組まれていくべき分野です(ふるえVol.50参照)。まさに、展示会では、環境に優しい技術から人の心のケアまで多様な企業が集結し、多角的な視点からウェルビーイングの社会実装に向けた動きが実感できるイベントとなりました。

会場内の「ウェルテックステージ」では、連日、ウェルビーイングの社会実装を中心としたトークセッションなどが実施されました。

3日間の会期中には、15の展示会の合計で42,034名の来場者が訪れました。

写真提供:JTBコミュニケーションデザイン


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