触感コンテンツ+ウェルビーイング専門誌 ふるえ Vol.63
Sustainable Well-being
もうひとつのウェルビーイングの捉え方


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分身ロボットで共創する「わたしたち」の旅行プラン

OriHime×ウェルビーイングカード

~D&Iから共創の視点を広げるワークショップ~

2026.01.19/QUINTBRIDGE(大阪)

NTT西日本が運営するオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE」では、「わたしたちのウェルビーイングカード」を使った多彩なワークショップが行われています。今回は、障がいなどさまざまな理由で外出が難しい方が、遠隔操作ロボット「OriHime」を介してワークショップに参加し、現地の参加者と共に旅行プランを立てるワークを行いました。

お互いの違いから想像力を広げ共に楽しめる旅を描く

「わたしたちのウェルビーイングカード」は、さまざまなウェルビーイングの要因が書かれたカードで、自分にとってのウェルビーイングを考えたり、周囲の人と共有したりするためのツールです。このカードを使って、離れた場所にいる人も含めてお互いのウェルビーイングを語り合い、みんなで楽しめる架空の旅行プランを考えるワークショップ「OriHime×ウェルビーイングカード」が、大阪のQUINTBRIDGEで実施されました。

ワークショップでは、各テーブルに分身ロボット「OriHime」が1台ずつ置かれました。障がいなどで外出困難な方が「OriHimeパイロット」となり、遠隔からロボットを操作して、音声やジェスチャーを通して現地のワークに参加しました(写真1)。

まず、QUINTBRIDGEの喜久川愛梨さんからウェルビーイングについての説明があり、株式会社オリィ研究所の豊津啓哉さんからOriHimeの解説がありました。その後、OriHimeパイロットを含む5名ずつの2グループで、「わたしたちのウェルビーイングカード」を使って、自分の大切な価値観を共有しました。OriHimeパイロットの方々もカードを選び、自身の生活を振り返りながら、どのようなウェルビーイングを大切にしたいかを語りました。

価値観を共有したあとは、グループのメンバーが大切にしている価値観を反映した旅行プランを考える共創ワークを行いました。各自が1日分の旅程を考え、それらをつなぎ合わせて、グループで行く4泊5日の旅行プランを完成させました(写真2)。OriHimeパイロットも含めて全員が参加でき、それぞれのウェルビーイングが実現される旅を考えるために、移動の制限なども含めた、具体的な状況を思い描きながら旅行プランを練っていきました。

このワークショップでは、OriHimeパイロットを含めた多様性のあるメンバーで共創することで、参加者の視点が拡張されます。お互いの違いを受け止め、D&Iの視点を含めたアイデアを出し合いながら、誰もが一緒に楽しめる旅行プランを共につくり上げました。普段以上に想像力を広げることが求められる中で、参加者それぞれの視点を生かした、自由で楽しい発想が行き交うワークショップとなりました(写真3)。

写真1

写真1 「OriHime」は、離れた場所にいる人が操作できる分身ロボット。カメラやマイク、スピーカーを通して、現地にいる人と話したり、手を挙げたりするなどの動作を行うことができます。

写真2

写真2 「わたしたちのウェルビーイングカード」を使って共有した価値観を考慮し、各人が一日分の旅程を考え、それらを合わせて4泊5日のグループ旅行のプランに仕上げていきます。

写真3

写真3 最後に各グループの旅行プランが発表されました。「OriHimeを使ってグループ旅行に参加」「宅配サービスを使って遠隔で同じ食事を楽しむ」といったアイデアも出ました。

※OriHimeは株式会社オリィ研究所の登録商標です。


NTT研究所発 触感コンテンツ+ウェルビーイング専門誌 ふるえ Vol.63 もうひとつのウェルビーイングの捉え方
発行日 2026年3月1日
発 行 NTT株式会社
編集長 渡邊淳司(NTT上席特別研究員)
編 集 矢野裕彦(TEXTEDIT)
デザイン 楯まさみ(Side)

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