音楽の印象に応じて耳元を温めたり冷やしたりすることで、音楽観賞の情動性を拡張します。特に、ロックミュージックのサビの盛り上がりに合わせて耳元を温めた場合、高揚感の向上が感じられます。
推薦曲 Aerosmith 「I don’t want to miss a thing」
秋山史門 |
慶應義塾大学前野研究室卒。温冷覚及びクロスモーダルインタフェースを中心に研究を行い、その一環としてThermOnを開発。 |
佐藤克成 |
温冷感の呈示・計測技術の開発を中心に、触感情報の伝達技術や衣服の感性的側面に関する研究に従事。奈良女子大学 講師。 |
牧野泰才 |
2007年東京大学大学院情報理工学系研究科システム情報学専攻博士課程修了。触覚を介したマンマシンインタフェースの研究などに従事。東京大学 講師。 |
関連発表: 秋山史門, 佐藤克成, 牧野泰才, 前野隆司 "ThermOn- 温冷覚呈示による音楽の情動性拡張メディアインターフェイス," インタラクション2013.
連絡先: katsu-sato _at_ cc.nara-wu.ac.jp( _at_ を@に変更してご利用ください。)
串山久美子 (首都大学東京IDEEA L ab.) |
笹田晋司 (日本電子専門学校) |
デジタル技術を応用したインタラクティブアートやバーチャルリアリティ、CG、視触覚ディスプレイやインタフェースなど、社会との関わりの中で表現を思考するメディアアートやデザインの制作・研究と制作を支援する基礎技術の開発をしています。 |
Thermoesthesia(サーモエステシア)は温冷感覚と映像、音をインタラクティブに呈示できる新しいディスプレイを使用したアート作品です。ペルチェ素子80 個を使用した温度感覚を表現できる50インチディスプレイに触れると手の位置を検出し、雪、氷や植物のリアルタイムシミュレーション画像と音の生成と温冷呈示を連動させメディアアートやデザインの新しい表現を試みました。新しい触覚刺激によって、忘れていた感覚を呼び覚ましたり、楽しんだり、現代の情報社会の環境の中で、「触る」ことの意味を考えたりします。また、表現のみならず、日常の情報活動をも支援する触覚コミュニケーションの可能性を提案します。
関連発表: Kumiko Kushiyama, Shinji Sasada, Momoko Inose, Rie Yokomatsu, Kinya Fujita, Toshiie Kitazawa, Mototsugu Tamura,
"Thermoesthesia," SIGGRAPH 2006 ArtGallery.
URL: http://ideea.jp
連絡先: kushi _at_ tmu.ac.jp( _at_ を@に変更してご利用ください。)