「わたしたちのウェルビーイングカード」が発売
「わたしたちのウェルビーイングカード」の詳細はこちらでご覧いただけます。
『わたしたちのウェルビーイングカード働く、学ぶ、暮らす場で、楽しくチームが生まれてしまう!?』
NTT出版/定価3,520円(本体3,200円+税)
2024年2月16日発売 予約受付中
「わたしたち」という意識でウェルビーイングを考える
ウェルビーイングは自分にとって「よく生きるあり方、よい状態」を指しますが、それはそれぞれの人にとって固有のものです。これを「わたし」として、自身で追求していくことは大切なことです。しかし、人は社会の中で他者と関わり合いながら生きており、多様な人々とともに力を合わせていく必要があります。その意味で、現代社会では、「わたし」のウェルビーイングを追求する際にも、「わたしたち」として考える視点が欠かせません。では、そのためにどうすればよいでしょうか?
そのひとつの方法は、「わたし」のウェルビーイングにとって大事なことをお互いに可視化して共有し、尊重し合って、「わたしたち」としてのウェルビーイングを一緒に考えることです。しかし、それは簡単にできることではありません。そこで、自分や周囲の人々のウェルビーイングをカードを使って可視化し、お互いに対話を深めるツールとして、「わたしたちのウェルビーイングカード」が生まれました。
ウェルビーイングを可視化し対話を深めるカード
「わたしたちのウェルビーイングカード」のそれぞれのカードには、「達成」「信頼」「社会貢献」「平和」といった、ウェルビーイングをもたらすさまざまな要因が、「I」「WE」「SOCIETY」「UNIVERSE」の4つのカテゴリーに分かれて書かれています。
例えば、その中から、「わたし」のウェルビーイングに大事なものを何枚か選びます。何もない状態で「あなたのウェルビーイングに大切なものは何ですか?」と聞かれても、すぐには答えられないかもしれません。でも、カードに書かれた要因からしっくりくる言葉を選ぶというやり方なら、自分にとってよい状態を考えやすくなります。カードを選んだあと、その要因をなぜ選んだのか、理由やエピソードについて振り返ることで、周囲の人と共有することもできます。
多くの使い方に共通するカードの使用手順は、以下のとおりです。
1.それぞれの人のウェルビーイングに大切なことを、カードの言葉を見ながら選び出す。
2.選んだカードの背景にある物語(理由やエピソード)について語る。
そして、こういったワークを自分の生活の中や、仕事や学校などのグループ活動の中に取り入れることで、自分への理解やチームの相互理解が促され、さらには新しいアイデアを生み出すといった成果につなげることができます。
『わたしたちのウェルビーイングカード』には、ガイドブックや携帯マニュアルが付属しており、手軽に実行できるワークが解説されています。また、ワークを取り入れて行われたさまざまな実践例も紹介されています。それらを参考にしてカードを使ってみることで、ウェルビーイングを意識した生活が始まるはずです。
今日の「いいな」を見つける
1.カードをすべて表(要因が書かれた側)にして広げる
2.今日一日で「いいな」と感じたことを思い出しながら、それに合うカードを見つける
3.複数人で行う場合は、「せーの!」で1人1枚カードを指さす
4.カードを手元に置き、選んだ理由やエピソードを順番に話す
身の回りにあるウェルビーイングを意識できるようになる基本的なワーク。1日ではなく、今朝、この1週間といった具合に期間を変えたり、選ぶカードを複数枚にしても構いません。ミーティングのチェックインや緊張をほぐしたいときにもオススメです。
チームのウェルビーイング対話
1.自分がチームの活動で「大切にしていること/したいこと」が書かれたカードを3枚選ぶ
2.それぞれを選んだ理由やエピソードをチームメンバーと共有する
3.それぞれが選択したカードを元に、チーム全体で「大切にしていること/したいこと」を3枚決める
4.選んだカードを並べ、そのために実行可能なアイデアを考えて紙に書き出し、お互いにコメントし合う
職場や学校などで2チーム以上でワークを行う場合は、各チームで選ばれたカードを紹介し合い、どんなプロセスで決まったのかも共有します。また4では、チーム内でそれぞれが提案したアイデアを共有し、最後にその中からチームで実際に取り組むものを選びましょう。
パッケージ内容
●カード2セット
・スタンダード版32種
・日英対応エントリー版26種(イラスト付)
●わたしたちのウェルビーイングカード ガイドブック
●わたしたちのウェルビーイングカード 携帯マニュアル