編集後記

大屋友紀雄（NAKED Inc. ／クリエイティブ・ディレクター）

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2015年4月にスタートした本誌プロジェクトも、本号で2周年を迎えました。これもひとえに皆さまのご支援の賜物です。本当にありがとうございます。数年前には、一部の専門家以外にとっては、まだまだ耳慣れない言葉であった「ハプティクス」という言葉も、ここ最近ではあちらこちらで耳にするようになりました。本号でも紹介した『Haptic Design Award』では70を超える作品／アイディアが集まり、着実なコミュニティの輪の拡がりを感じました。ハプティクスは、ただ振動というだけでなく、人間の皮膚感覚・身体感覚のすべてを扱う領域。それは、外的なものだけではなく、人間の内面性にも関わってきます。そう考えると、改めてこの分野の大きな可能性を感じずにはいられません。