居心地のよい植物園でウェルビーイングを発見する

ウェルビーイングワークショップ in 福岡市植物園

2023.05.27 主催:福岡市植物園、NTT西日本

ウェルビーイングの理解とともに、植物園で感じられるウェルビーイングを発見し、植物園に来るきっかけにしてみようというワークショップが福岡市植物園で実施されました。この試みは、NTTで開発された「わたしたちのウェルビーイングカード」が使用されました。その模様をレポートします。

多彩な植物を楽しみ、学ぶことで、癒やしの空間にもなっている植物園において、「ウェルビーイングワークショップ in 福岡市植物園」が開催されました。ワークショップを通してウェルビーイングについて理解を深め、さらに植物園を市民がウェルビーイングを実感できる場所として利用するためのアイデアを生み出す目的で実施されたものです。

ワークショップは、NTTで開発された「わたしたちのウェルビーイングカード」を使用して行われました。このカードには、I / WE / SOCIETY /UNIVERSEという4つのカテゴリーに分かれた32種類のウェルビーイングの要因が書かれています。参加者は5~6人のグループを作り、このカードを使って自分のウェルビーイングをグループ内で共有しました。

ワークショップの前には、飲食を通じてまちを盛り上げる女性経営者として福岡で活躍される山口華世さんと、渡邊淳司 本誌編集長のウェルビーイングにまつわるトークセッションが行われました。

ワークショップの前には、飲食を通じてまちを盛り上げる女性経営者として福岡で活躍される山口華世さんと、渡邊淳司 本誌編集長のウェルビーイングにまつわるトークセッションが行われました。

ワークショップでは、まずウェルビーイングについての解説が行われました。渡邊淳司 本誌編集長が解説役を務めました。

ワークショップでは、まずウェルビーイングについての解説が行われました。渡邊淳司 本誌編集長が解説役を務めました。

こうしてお互いが大切にしていることを理解し合ったあと、園内を回ってそれぞれがウェルビーイングを感じる場所を探し、地図上にマッピングしていきました。その際、地図にウェルビーイングの要因が書かれたシールを貼り付けて、各グループのマップを作っていきました。 

グループに分かれて植物園を回り、園内で見つけたウェルビーイングのポイントを、地図にシールを貼ってマッピングしていきます。
グループに分かれて植物園を回り、園内で見つけたウェルビーイングのポイントを、地図にシールを貼ってマッピングしていきます。

グループに分かれて植物園を回り、園内で見つけたウェルビーイングのポイントを、地図にシールを貼ってマッピングしていきます。

園内のウェルビーイングを参加者同士で共有したあと、グループ内で「4コマストーリーボード」を作成しました。これは、1コマごとに別の人がコマを埋めていく4コママンガで、思いがけないストーリーが生まれます。1.悩み事と関連してほしいウェルビーイングの要因を描く、2.「そうだ、植物園へ行こう!」(ここは固定)、3.選んだ場所×ウェルビーイングの要因でアイデア出し、4.流れを反映してオチを付ける、という内容を別々の人が描いていき、植物園を利用したウェルビーイングを実現するアイデアを作っていきました。最後にそれぞれのストーリーを発表しました。例えば、1.娘が成長して相手してくれない+「認め合う(WE)」→ 2.バラ園へ行く→ 3.一緒にバラを見て自分に似ているバラを言い合う→ 4.バラのお風呂で一緒にポカポカになる、といった面白いアイデアが披露されました。植物園で見つかった数多くのウェルビーイングと、植物園を活用したウェルビーイングのアイデアが共有された一日になりました。

4コマストーリーボード1
4コマストーリーボード2
4コマストーリーボード3
4コマストーリーボード4

作成したマップを利用して、「4コマストーリーボード」を作成しました。植物園のウェルビーイングを利用して悩み事を解決するアイデアが生まれました。


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