HAPTIC DESIGN CAMP1
「HAPTIC DESIGN CAMP 1」が開催され、触感に一家言ある各業界のフロントランナーがゲストとして登壇するトークセッションと、ワークショップが行われました。
まずオーガナイザーである慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の南澤孝太氏とNTTコミュニケーション科学基礎研究所の渡邊淳司氏から、ハプティックデザインの考え方と、その手がかりとなる質感・実感・情感の説明がありました。次にニューヨークから中継で参加の(株)PARTYの川村真司氏から、Pseudo-hapticsを応用した安室奈美恵さんのMV「Golden Touch」製作について。画面を指先で触れながら観ると、映像の事象を自分の指が起こしたような感覚になる作品です。続いて(株)NAKEDの大屋友紀雄氏より、同社が手がけるプロジェクションマッピングが主に視覚・聴覚にうったえるもので、さらに味覚や臭覚にも及び、いよいよ触覚へのアプローチに至ることが語られました。(株)ウサギの高橋晋平氏からは、バンダイ時代に開発した大ヒット商品「∞(むげん)プチプチ」誕生秘話と、直接的に触感にうったえかける製品にすることで成功したという話が出ました。セッションを通して、ハプティックがいかに重要なデザイン要素になっているのかが浮き彫りになる内容となりました。
なお、CAMP 2は泉栄一氏(MINOTAUR)、堀木俊氏(隈研吾建築都市設計事務所)をゲストに迎え、12月10日(土)に開催される予定です。また、HAPTIC DESIGNのAWARDおよび優秀作品の展覧会も予定されています。
詳細は、http://hapticdesign.org

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