編集後記
大屋友紀雄(NAKED Inc. /クリエイティブ・ディレクター)今号の当初タイトル案は「抑揚」でした。ただ、なんとなく「抑揚」ということばに定量的な“アクセント”のような味気なさを感じるようになりました。そこで、タイトルを「息づかい」に変更。そうすると、例えば歌詞の世界であったり、リズムやアクセントがどのように私たちの思考や認識に影響を与えているのか、という含意が一気に拡がりました。本サイトでは、あまり決め打ちインタビューというスタイルを取っていないので、制作を進めるうちに、内容やトーンもどんどん変化していったりします。こうした作り方も、少し大変な部分はありますが、やはり刺激的だなあ、と思っていたりします。